古野電が900円台半ばのもみ合い離脱、円安効果で一段高へ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/05 10:35
 古野電気<6814.T>が続伸で900円台半ばを軸とするもみ合いを上に抜けてきた。同社は魚群探知機など船舶用電子機器のトップメーカーで、造船市況の回復を追い風に15年2月期は業績急回復局面にある。ただ、通期の連結営業利益22億円(前期比47.4%増)と大幅増益見通しながら、従来予想の25億円から下方修正(10月15日)したことから発表後は売りの洗礼を浴びた経緯がある。その後は、PBRが0.8倍前後と解散価値を大きく下回ることもあって実態面を見直す買いが継続的に流入、時価は下方修正を売り材料に開けた大きなマドを埋め、急落前の水準を回復している。ここ1カ月は売り物をこなし踊り場にあったが、為替市場での円安進行も追い風に改めて上値を買い進む動きがみられる。東海東京調査センターが4日付で同社株のレーティングを継続「1」としていることも物色資金の流入を促しているようだ。

古野電気の株価は10時34分現在995円(△31円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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