Ｖテクが４日ぶり反発、円安進行でリターンリバーサル狙いの買い

　ブイ・テクノロジー<7717.T>が４日ぶり反発。同社は液晶・プラズマ向けを主力に検査装置を手掛けるが、計画されていた中国、台湾向けの大型案件が流れ、１５年３月期営業利益を２３億円予想から１０億円に下方修正した。これがネガティブ視されて急落、１１月１０日に２２６５円まで売られるなど全体相場と逆行して底値圏に叩かれていた。しかし、６月の年初来高値から４９％と下落率が際立っているほか、岡三証券が１３日付でレーティング「強気」を継続、高水準の受注残を背景に目標株価を３３００円から逆に４０００円に引き上げるなど買い余地を示唆、その後も動きは鈍いものの「海外売上比率が９割近くを占め、足もとの円安進行も考慮してリターンリバーサルの対象としてマークする動きが出ている」（市場関係者）もようだ。

Ｖテクの株価は１１時１５分現在２４００円（△２２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）