東京綱が後場大幅高、１５年３月期最終利益を上方修正で

　東京製綱<5981.T>が後場に入り大幅高。午後１時３０分ごろ、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高、営業利益は従来予想の７５０億円（前期比５．８％増）、３７億円（同９．２％増）を据え置きつつ、純利益を同２６億円から３７億円（同２２．０％減）へ上方修正したことが好感されている。上期に投資有価証券売却益を計上したことや、有利子負債圧縮による金利削減効果などを加味したという。
　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高３４１億６００万円（前年同期比７．５％増）、営業利益１１億３２００万円（同２１．５％増）、純利益１８億６０００万円（同２．４倍）だった。年度後半に予定していた海外向けプロジェクト案件を前倒し計上したことや、スチールコード関連、鋼索鋼線関連の収益が改善したことなどで、大幅増益を達成した。

東京綱の株価は１３時５８分現在１７６円（△９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）