盛り上がってる今が株の始め時!資金量250万円での戦い方

著者:大内崇
投稿:2014/11/04 17:52

突如の攻め相場襲来!

突如25日線を上抜いた!
前回記事(10/15)で”「休むも相場」がやってきた?!”などと書いたばかりですが、
1ヶ月も経たないうちに日経平均が2,000円も上昇するという、稀に見る上げ相場がやって来ました。

ハロウィン黒田バズーカ2発動の威力恐るべしです。(^_^;)
お陰で移動平均25日線を完全に上抜きましたので前回お話ししたシンプルかつ強力な相場判定でみると「勝負!」の時に入った事になります。

株を始めるにはいくら必要?

資金500万円未満の投資家が75%以上
これは非常によく聞かれる質問ですが、大内は「250万円」が一つの目安になると思っています。

日本株には単元制度があるため、1銘柄に仕掛ける金額が最低でも数十万円になります。
確かに10万円以下で買える銘柄もありますが、我々が欲しいのは買える銘柄ではなく価値が上がる銘柄です。
50万円あれば市場全体の約90%の銘柄を扱う事ができますので、5銘柄に分散投資したいと考えればだいたい250万が必要となるわけです。

画像は「みんなの株式」さんが発行しているMedia Guide 10-12月にあるデータから作った個人投資家の運用資産の割合です。
元のデータにはもっと詳細が書かれていますが、ここで言いたいのは資金量が500万円未満で戦っている個人投資家が大多数であるということ。
250万円で戦っている投資家はかなりの数いらっしゃるのです。

資金250万円で株で勝つには「生き残る」ことを目指そう

とはいえ正直なことをいうと株式投資で250万円という資金は「低資金」です。
運の要素を減らしてもっと安定的な投資を行うには正直500万円以上の資金が欲しいところ。
まずは資金をいかに500万円へ近づけるかを目標に投資を行いましょう。

低資金で資金を増やす方法は単純です。今回のような「上げ相場がくるまでひたすら待つ!」です。
なめとんのかい!という声が聞こえてきそうですが、上げ相場を待つというのは実はそんなに簡単なことじゃありません。
それは「ずっと投資を行いながら」上げ相場を待たないといけないから。上がってから仕掛けても遅いのです。

いまいち利益がでないと諦めた投資手法も実は「勝てる相場」ではきちんと勝てます。
問題なのはその相場が来る前に方法を変えたりやめてしまうからなのです。

爆上げ相場で儲けるための生き残る資金管理

生き残るために必要なのは、どの銘柄にいつ仕掛けていつ手仕舞うかの「戦略」ではなく1銘柄にどのくらいのお金を使って1日に何銘柄まで仕掛けるかという「資金管理」が重要になります。

・まさかの上場廃止銘柄に当たっても破産しないように、1銘柄に仕掛ける金額は総資金の10-15%未満に抑える
・突然の急落相場がきて仕掛けた銘柄が全下げになっても耐えられるよう、1日で仕掛ける金額は総資金の50-75%未満に抑える
・相場のトレンドに飲まれないようなるべく保有期間を短くする
・指値/逆指値をうまく利用して約定率を下げつつ、レバレッジを上手に使って仕掛け注文数を増やし、幅広くかつリスクを抑えて仕掛ける

このようにむやみに資金を市場に晒さないテクニックを使うと、突然の急落が来ても損失を許容範囲に収めることができるのです。
なるべく運の要素を減らして自分で損益をコントロールできる方法を考えて実践してみてくださいね。
大内崇
有限会社ツクヨミ エンジニア兼セミナー講師
配信元: 達人の予想