<動意株・22日>(大引け)=田淵電機、千代化建、ペガサスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/10/22 15:15
 田淵電機<6624.T>=ストップ高。太陽光発電用パワコンやLEDに経営資源を傾注、成長分野への軸足シフトで中期成長力への期待が大きいが、複数の電力会社が再生可能エネルギーの接続の可否の回答を保留すると発表したことや、直近では経済産業省が大規模太陽光発電所(メガソーラー)の新規認定一時停止の動きをみせるなど逆風環境が意識されていた。21日に九州電力が、出力が50キロワット未満の低圧に関して買い取り手続きを再開すると発表、これが太陽光発電関連株に好材料となって軒並み買われる流れにあり、同社株にも物色資金が押し寄せる展開となった。

 千代田化工建設<6366.T>=急反発。政府は燃料電池車の普及に積極姿勢をみせており、産業基盤づくりに本腰を入れ2020年の東京オリンピックで水素社会の未来像を世界に発信するという目標を掲げている。そのなか、同社は水素ステーションでは同業他社のなかで先駆、来年度にも世界初となる商用レベルの水素燃料の大型供給基地を建設する計画にあり注目されている。

 ペガサスミシン製造<6262.T>=大幅高。材料性に富み投機資金の攻勢思惑も浮上しているもようで、10月6日につけた年初来高値が射程圏に入った。工業用ミシン大手で、特に伸縮性のある生地に適合した環縫いミシンで世界シェア4割と高シェアを誇る。中国の人件費高騰を受けたアパレルメーカーのアジア生産拠点シフトの動きをとらえ、工業用ミシンの特需を取り込んでいる。しかも日本製のハイエンド機種に対する需要が旺盛であり、同社にとっての追い風は強力という。

 かわでん<6648.T>=ストップ高。21日の取引終了後、15年3月期利益予想の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は185億円(前期比1.8%増)で据え置いたが、営業利益は10億円から17億円(同22.0%増)、純利益は5億6000万円から9億6000万円(同19.1%増)に増額した。原価低減を進めたほか、太陽光発電システム関連機器などの新エネルギー案件が堅調に推移したことが業績の押し上げ要因に働いた。

 大林組<1802.T>=急伸。21日の取引終了後、15年3月期第2四半期(4~9月)利益の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は8300億円から8110億円(前年同期比12.1%増)に見直したが、営業利益は120億円から168億円(同99.7%増)、純利益は90億円から141億円(同2.2倍)にそれぞれ増額した。完成工事総利益が増加したことに加え、一般管理費の減少などが寄与した。また、円安に伴い為替差益が19億円発生したことも利益を押し上げた。

 ノジマ<7419.T>=急反発。21日の取引終了後、15年3月期の連結業績見通しについて、売上高は従来予想の2100億円(前期比3.8%減)を据え置きつつ、営業利益を同30億円から35億円(同42.7%減)へ、純利益を同24億円から27億円(同38.6%減)へそれぞれ上方修正したことが好感されている。上期に冷蔵庫・洗濯機などの白物家電や、4K対応テレビなどのAV商品が堅調で、売上高が想定を上回ったことに加えて、コスト削減努力で販管費を抑制したことが寄与したという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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