海外投資家の利益確定の動き・・・・・

ドルが全般的に弱い傾向・・・・

今日の日経平均株価は引け際に下げ幅を拡大。その後、欧州株も大幅に値を崩し、この時間は米国株先物もマイナス幅拡大の動きとなっています。

矢張り、10月に入り、年末や期末を控えた外国人投資家による利益確定の動きが活発化しているものと思われます。この為、米雇用統計等の強めの経済指標を受けて、相場が上昇すると、待ってましたとばかりに、狙いすました様な売りがかぶさって来る感じです。

先週の主要通貨ランキングでは、円がドルを抑えて、最強通貨となっていましたが、これこそが、「リスク回避」の流れの強まりを暗示していた様にも思えます。唯、以前の常識とは異なり、ここ3ヶ月程、ずっと米ドルが強かった為、利益確定の動きが強まる時には、必ずしもドルが上昇せず、ユーロ等に買い戻しが入る展開も予想できます。

そう考えると、今日はＲＢＡ（豪準備銀）が金融政策理事会後の声明文で、相変わらず、豪ドル高に不快感を表明していたにも関わらず、この時間、豪ドルが対米ドルで上昇しています。これも一連の米ドル・ロング・ポジションの巻き戻しとみれば、今日も、米ドル安の傾向がこのまま強まるのかもしれません。