三菱製鋼が頑強、国産潜水艦技術の輸出で見直し機運

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/10/07 12:37
 三菱製鋼<5632.T>が強い動き。値刻みは小幅ながらきょうで3日続伸、前週2日の下落局面で開けたマドを埋めてきた。自動車業界向けに特殊鋼やばね材で高水準の需要を取り込んでいる。今15年3月期営業利益は3.2%増の49億円見通しだが上方修正の可能性もある。また来期は、鉱山機械向けも新規鉱山の採掘開始などに伴う回復が見込まれ、利益続伸の公算大だ。政府は6日、初の国産潜水艦技術の輸出に向け、近くオーストラリア政府と協議に入る方針を固めたと7日の読売新聞が報じている。そのなか、同社は「そうりゅう型」潜水艦の開発に参画し、鍛鋼を手がけていることから関連有力株の一角として人気化素地を内包している。PBRは0.7倍と割安感が強い。配当利回りも2%を超えており、段階的に水準を切り上げ、一株純資産350円近辺への水準訂正余地が意識される。

三菱製鋼の株価は12時34分現在244円(△1円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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