＜動意株・２９日＞（大引け）＝ｅｎｉｓｈ、ぷらっと、ラオックスなど

　ｅｎｉｓｈ＜3667.T＞＝後場一段高。同社はきょう、今秋リリース予定のスマートフォン向け新作ネイティブアプリ「千年の巨神」の事前登録者数が７万人を突破したと発表。これを受け期待感が一段と高まっているようだ。同アプリは７月３０日から事前登録キャンペーンを開始。８月上旬に事前登録者が２万人を超え、同月下旬には４万人を突破していた。

　ぷらっとホーム＜6836.T＞＝ストップ高。同社はきょう、ＩｏＴ（モノのインターネット）向けに特化したマイクロサーバー「ＯｐｅｎＢｌｏｃｋｓ　ＩｏＴファミリ」を発表。これが材料視されているようだ。ＯｐｅｎＢｌｏｃｋｓ　ＩｏＴファミリは、無線や有線のインターフェースを搭載することでさまざまなセンサーからの情報を収集・加工・伝送できるほか、極小サイズであることから狭小環境での利用が可能。出荷開始は来年２月を予定している。

　ラオックス＜8202.T＞＝後場一段高。１０月１日から７日まで中国の祝日、国慶節を迎えることから、訪日中国人観光客の増加が期待され、免税品販売の売り上げアップにつながりそうだ。同社は７月に中国ＥＣサイト大手「蘇寧易購」へ出店するなどで知名度が上昇しており、前年を上回る売り上げが期待されている。

　日特建設＜1929.T＞＝急伸し年初来高値更新。この日は東海東京調査センターが投資判断を新規「１」とし、目標株価を８３０円に設定したことを好材料視している。リニア中央新幹線などの土木大型プロジェクトや防災関連工事の増加で受注環境は良好なことに加えて、施工効率の改善による利益率改善も業績に寄与すると予想。同調査センターでは１５年３月期の経常利益予想を前期比３１％増（会社計画は同３４％減）、１６年３月期は同１３％増と予想している。

　さいか屋＜8254.T＞＝ストップ高。同社は２６日取引終了後に、固定資産の譲渡により１５年２月期通期の連結最終利益予想を従来の１億２０００万円から４７億２０００万円（前期実績は１億４００万円）に引き上げると発表。これが買い手掛かりとなっている。町田ジョナル店の土地・建物を瀧泰（新潟県十日町市）およびテーケーワイ（東京都中央区）に譲渡することに伴い、第４四半期会計期間において４８億９５００万円（予定）の固定資産売却益を特別利益として計上する方針。

　ケイティケイ＜3035.T＞＝ストップ高。前週末２６日の取引終了後、集計中の１４年８月期連結業績について、売上高を従来予想の１７０億３０００万円から１８１億５００万円（前の期比４４．９％増）へ、営業利益を同５０００万円から８８００万円（前の期１００万円）へ、純利益を同１１００万円から２３００万円（前の期比８４．４％減）へそれぞれ上方修正したことが好感されている。グループ全体での活発な営業活動の効果や、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の増加で売上高が増加したことに加えて、継続的なコスト削減への取り組みなどが寄与したという。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）