タムラ製が上昇波継続、85年3月以来のピーク益更新見込みで存在感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/29 11:37
 タムラ製作所<6768.T>が反発。押し目形成場面では根強い買いが観測、13週移動平均線を下支えとした一貫した上昇トレンドを続けている。弱電用変成器の老舗メーカーでトランスやリアクター、はんだなどで高実績を持つ。リアクターはハイブリッド車向けで需要を取り込むほか、黒色レジストはフレキシブル配線板向けなどで他社の追随を許さない。電装化が進展する自動車部品市場や、中国などで高機能機種にシフトが進むスマートフォン市場の拡大を正面から享受している。材料株素地に富み個人投資家に人気がある一方、業績好調局面ではその独自の商品構成がファンド系資金など機関投資家の買いも引き込む。そうしたなか、15年3月期最終利益は前期比50.3%増の27億円と高変化が見込まれ、これは85年3月以来30年ぶりのピーク利益更新となることもあって、ファンダメンタル面のアプローチからもインパクトの大きい材料となっている。

タムラ製の株価は11時30分現在470円(△3円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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