<話題の焦点>=輸出比率の高い銘柄、円安加速で採算が大幅改善

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/22 12:01
 外国為替市場で、他通貨に対しての円安が加速している。対ドルでは、1ドル=109円台と、約6年ぶりの円安・ドル高水準となってきた。自動車、電機、機械、精密機器といった主力輸出企業の多くは、今年の想定為替レートを1ドル=100~101円としている。10月下旬から本格化する9月中間期決算の発表に伴い、輸出比率の高い企業への業績上方修正期待が高まっている。

 三井海洋開発<6269.T>の14年12月期第2四半期(1~6月)累計連結決算は、売上高1619億7700万円(前年同期比51.0%増)、営業利益31億6800万円(同19.5%増)となった。FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の建造工事の進捗率が高かったことに加えて、FPSOの建造工事やオペレーションサービスの採算が改善したことが寄与している。

 ミニショベル主体の建機メーカー竹内製作所<6432.T>は輸出比率95%で、同社にとって円安メリットは強く意識される。同社の今期想定為替レートは1ドル=98円と厳しくみていることもあって、大幅な為替差益が期待される。ペガサスミシン製造<6262.T>は、9月25~26日に東京ビッグサイトで開催される「第52回 FISMA TOKYO(東京ファッション産業機器展)」に出展すると発表。これによる販売増などにも期待が寄せられている。

◆主な高輸出比率銘柄

 銘柄<コード>    輸出比率   想定レート    株価
三井海洋<6269.T>    100    100    2912
宮越HD<6620.T>    100    102     700
共栄タンカー<9130.T>  100    100     217
竹内製作<6432.T>     95     98    4740
ユニデン<6815.T>     90    100     253
ペガサス<6262.T>     90    100     660
そーせいG<4565.T>    84    100    4795

※株価は18日終値(単位:%、円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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