<9603>H・I・S 直近の出来高に注目。短期的に売られすぎていることから反発狙い。
<ここに注目!>
旅行好きな人なら誰もが知っている会社ですね。
8/29の決算でコンセンサスをやや下回ったことから売られていますが、直近の出来高を見てください。かなりの出来高をこなして売りを吸収しており、徐々に売り圧力が消えていくので、底入れに近づいています。
需給が好転した時が、売り → 買いのチャンスです。
<会社概要>
格安航空券のパイオニア。個人の自由旅行に強く、海外旅行取扱高2位。ハウステンボスも運営。TV,CMなどでもおなじみ。
<ファンダメンタル分析> ☆☆☆☆ (5点満点中)
8月29日に発表された決算では、経常利益がコンセンサスに対して-10%ほど低い結果となったため、それを嫌気した売りが出ているようです。
しかし、進捗率でみると8月29日時点で今期の目標いたいして65.3%と順調に推移していることからも、それほど悲観する内容ではありません。
旅行関係はこれから秋の連休、クリスマス、年末年始、と旅行シーズンに入ってきますので、年末にかけて上がる傾向があります。
9月1日に、全日本空輸(ANA)と2020年の東京五輪に向けて、訪日外国人観光客向けにツアー商品を企画・販売する新会社を11月に設立するという発表もあり、今後も期待ができる事業内容です。
<テクニカル分析> ☆☆☆☆☆ (5点満点中)
・Yahoo! ファイナンスのチャートでも確認できる移動平均25日と現在の株価が大きく離れています。
大きく離れたところでは「売られすぎ」による反発の買いが入りやすいタイミングとなります。
・直近5日間での下落率が大きく短期的に売られすぎていますが、出来高を伴っているため、売り圧力と同じくらいの「買い」も入っているということになります。
下髭が出始めているというのは、安値圏では買いが優勢になっているということであり、徐々に売り圧力よりも、買い圧力が強くなってきているということを示しています。
・独自のテクニカル指標によるPTBバンドで「売られ過ぎ、底値圏」にいます。
過去の統計上、この底値圏に達するとほぼ下げ止まり、徐々に買いが増えて株価は上昇していきます。
<まとめ>
2か月近くにわたり調整をしてきましたが、出来高と株価位置から徐々に流れが変わってきます。
下値圏で底を固めるのに少し時間がかかるかもしれませんが、短期的には一旦リバウンドするタイミングにあるといえます。
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