大和小田が続急騰、18年前の仕手化相場を彷彿

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/01 14:52
 大和小田急建設<1834.T>が続急騰、8連騰で高値875円まで買い進まれ、1996年以来18年ぶりの高値水準に買われている。96年は同社株が大相場を演じた年で当時は年前半に600円台で推移していたが、夏場から一気に人気化し9月に1530円まで駆け上がった経緯がある。ここ最近の動きは往時の仕手性を彷彿とさせる需給相場の横顔をのぞかせているが、時価はPERが20倍前後と割高感はそれほどなく、指標面で無理のない水準にあることも物色人気を誘う背景にある。営業利益の進捗率は15年3月期通期見通しの17億円に対し第1四半期段階で6割近くに達しており、上方修正の可能性が濃いことも買いの根拠。14年4~6月期は震災復興に伴うインフラ工事や民間建築工事も好調で収益を牽引。不動産事業も首都圏で開発した物流倉庫の売却に伴い大きく伸びているが、今後も東京五輪開催を控えた首都圏の不動産市況の先高期待が同社株に強力なフォローウインドとなる。

大和小田の株価は14時48分現在834円(△73円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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