虹技が大幅高で５日続伸、アジアの需要取り込みに布石、国内電線地中化でも商機

　虹技<5603.T>が大幅高で５日続伸と気を吐いている。株価は一時３０円高の２７９円まで買われ、大口買い流入で急動意した７月１４日の年初来高値２９５円払拭も視野に入れる展開となってきた。自動車用を主力に鉄鋼向け鋳型を展開するが、インドネシアの自動車工場が今秋にも稼働するなど、海外での需要取り込みに向けた布石が着々と進む。また、電線共同溝用鉄蓋などの鋳物を手掛けていることから、政府が推進する電線地中化で恩恵を受ける関連穴株としても注目度が高い。電線地中化は、景観の改善や防災の強化から推進されているが、日本は他の先進国と比較して進捗度合いが遅れている。特に首都圏では２０２０年の東京五輪開催を前に電線地中化が加速するとの思惑がある。

虹技の株価は１０時２３分現在２７１円（△２２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）