日ピストンが活況高で新値街道復帰、シュミットカップリングに思惑

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/21 10:57
 日本ピストンリング<6461.T>が活況裏に買われ、8月18日に上ヒゲでつけた年初来高値243円を払拭してきた。売買高は10時40分現在で前日1日分の水準を超えており、投機資金の流入に厚みが加わっている。北米やアジアなど海外を中心に自動車用エンジン部品の売り上げが好調に推移している。5月に住友鉱から譲受した金属粉末射出成形品事業も今後は収益貢献が見込まれ、15年3月期は営業利益段階で前期比36%強の伸びと収益急回復が加速する見通し。また、同社が手掛けるシュミットカップリング(リンク機構のクランクモーションを利用した継手)はカップリングのイメージを替えた新しい伝達機構で、大きなミスアライメントを吸収、正確な回転・回転角を伝えることを強みにロボット分野でも利用されており、株高思惑の底流にある。材料株としてのイメージが強いが、PER10倍近辺、PBR0.8倍台と株価指標面からのアプローチでも水準訂正余地を裏付けている。

日ピストンの株価は10時57分現在246円(△7円)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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