東燃ゼネが冴えない、１４年１２月期業績予想の営業利益を下方修正で、純利益は増額

　東燃ゼネラル石油<5012.T>が冴えない。１４日の取引終了後、１４年１２月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３兆７０００億円から３兆６０００億円（前期比１１．１％増）へ、営業利益を同２３０億円から６０億円（同８８．５％減）へ下方修正したことが嫌気されている。７月以降の石油製品輸出マージンの想定を引き下げた一方、石油化学品マージンの想定を引き上げたことが要因。ただし、純利益は子会社ＥＭＧマーケティングの減資による税効果の影響を見込んだとしており、同７０億円から４７０億円（同２．１倍）へ上方修正した。
　同時に発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高１兆６９２４億２００万円（前年同期比８．７％増）、営業損益１６４億２７００万円の赤字（前年同期３０９億４２００万円の黒字）、最終損益は１４９億３３００万円の赤字（同１５０億４８００万円の黒字）となった。

東燃ゼネの株価は９時６分現在８９６円（▼７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）