エムティーアイが大幅反落、１４年９月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる

　エムティーアイ<9438.T>が大幅反落。６日の取引終了後、１４年９月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３１５億円から３０８億円（前期比２．１％増）へ下方修正した一方、営業利益を同１８億円から２４億円（同２．１倍）、純利益を同９億９０００万円から１２億円（同２．３倍）へ上方修正したが、株価は５月下旬から７月下旬まで上昇基調にあり、その後も高値圏で推移していたことから、利益確定の売りが優勢となっているようだ。
　３月に携帯キャリアが行ったキャッシュバック・キャンペーンの反動などで全体有料会員数が純減となり売上高は下方修正したが、全国の携帯ショップで他社コンテンツの販売促進を行うリアルアフィリエイト事業が順調に推移していることや、広告宣伝費の抑制などで利益は上方修正したという。なお、同時に発表した第３四半期累計（１３年１０月～１４年６月）連結決算は売上高２３０億１０００万円（前年同期比１．９％増）、営業利益１９億３１００万円（同２．７倍）、純利益は１０億９００万円（同３．１倍）だった。

エムティーアイの株価は９時５６分現在９６３円（▼１１１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）