免税店、政府が2020年に倍増の1万店目指す

著者:冨田康夫
投稿:2014/07/22 14:54

2020年に訪日外国人数の目標は2000万人に

政府は成長戦略の一環として、東京五輪の開かれる2020年に訪日外国人数2000万人の目標を打ち出した。これを達成する具体策として、4月1日時点で全国に5777店ある免税品取扱店を20年に1万店とする目標を掲げている。これを受け、旅行会社や小売業者などで構成するジャパンショッピングツーリズム協会は免税品販売に関するサイト「免税店.jp」を14日に開設した。

 成田、羽田の両空港で免税店を運営する日本空港ビルデング<9706>は、東京・お台場地区に全国初の空港外での「空港型免税店」の開業を15年に向けて検討している。外国人観光客の買い物需要取り込みによる業績への寄与が期待される。

 ドンキホーテホールディングス<7521>は、全国のドンキホーテ256店舗で免税許可を取得している。ドンキホーテを訪れる外国人客は増え続けており、品ぞろえなどで対応する。

 中国事業傘下の家電量販店、ラオックス<8202>は、訪日中国人向けの免税店に注力。

 昨年11月に東京・銀座に大型免税店「ラオックス 銀座本店」をオープンし、電化製品、時計、化粧品、日本の伝統工芸品などを扱い、外国語を話せる販売員を駐在させ、15カ国語に対応する。初年度の売上目標は30億円。このほかに、百貨店の三越伊勢丹ホールディングス<3099>、日本酒、調味料の製造や卸売を手掛けるジャパン・フード&リカー・アライアンス<2538>にも注目。

◆主な免税店関連銘柄

銘柄(コード)  今期営業増益率    株価   PER    1株利益

JFLA<2538>    黒字転換    47   9.6    5
三越伊勢丹<3099>    1.0  1245  24.6   50.69
ドンキホーテ<7532>   5.7  5280  18.9  283.36
ラオックス<8202>   黒字転換    46   ―      ―
日空ビル<9706>    34.0  3080  60.2   51.71

※株価は18日終値(単位:%、円、倍)
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想