大手メーカー参入で独自製品も続々登場
定番の健康食品である「青汁」に大手企業の参入が相次ぎ、市場規模拡大に拍車が掛かっている。青汁は、もともとカリウム、リン、ビタミンAなどを含むケールなどの緑葉野菜を絞ったもので、コレステロール低下や、骨粗鬆症予防などに効果を発揮するとの指摘があるものの、当初はその飲みにくさが話題となる飲料だった。
その後、大麦、小松菜、ヨモギなどが加えられ、味を改善してきた。さらに最近は、大手メーカー参入により、緑茶、ハチミツ、ミドリムシなどを加えた独自製品の登場で多様化が進んでいる。2013年の青汁市場は前年比10%増程度の約800億円(小売ベース)に達したもようで、15年には1000億円に乗せる可能性もある。
青汁のパイオニア的存在で30年前に俳優八名信夫氏による「うーん、まず~い、もう一杯」のテレビCMで知名度を上げたキューサイは、10年8月にコカ・コーラウエスト<2579>の傘下に入り完全子会社となっている。
サントリー食品インターナショナル<2587>のグループ企業であるサントリーウエルネスは、「飲める」から「飲みたい」商品を目指して、健康維持に役立つ野菜のポリフェノールを体に吸収しやすくさせた“ケルセチンプラス”を配合。宇治産煎茶と愛知産抹茶をブレンドした「極の青汁」でシェアを拡大している。
ファンケル<4921>は、国内産ケール100%の「本搾り青汁ベーシック」で需要拡大を目指す。さらに、ユーグレナ<2931>は、有機栽培の大麦若葉と明日葉に、石垣産ミドリムシを加えた商品を開発。また、味の素<2802>は「コラーゲン青汁」を販売。
その後、大麦、小松菜、ヨモギなどが加えられ、味を改善してきた。さらに最近は、大手メーカー参入により、緑茶、ハチミツ、ミドリムシなどを加えた独自製品の登場で多様化が進んでいる。2013年の青汁市場は前年比10%増程度の約800億円(小売ベース)に達したもようで、15年には1000億円に乗せる可能性もある。
青汁のパイオニア的存在で30年前に俳優八名信夫氏による「うーん、まず~い、もう一杯」のテレビCMで知名度を上げたキューサイは、10年8月にコカ・コーラウエスト<2579>の傘下に入り完全子会社となっている。
サントリー食品インターナショナル<2587>のグループ企業であるサントリーウエルネスは、「飲める」から「飲みたい」商品を目指して、健康維持に役立つ野菜のポリフェノールを体に吸収しやすくさせた“ケルセチンプラス”を配合。宇治産煎茶と愛知産抹茶をブレンドした「極の青汁」でシェアを拡大している。
ファンケル<4921>は、国内産ケール100%の「本搾り青汁ベーシック」で需要拡大を目指す。さらに、ユーグレナ<2931>は、有機栽培の大麦若葉と明日葉に、石垣産ミドリムシを加えた商品を開発。また、味の素<2802>は「コラーゲン青汁」を販売。