【買い】第一カッター興業(東1・1716)マンションの建て替えが容易になる点に注目。

著者:小野山功
投稿:2014/07/04 08:59

高速道路などインフラの老朽化対策取り込みも

第一カッター興業(東1・1716)

古くなったマンションの売却と解体をしやすくする、改正マンション建て替え円滑化法が先月の国会で可決、成立し、今年度は12月より施行されます。

これにより、1981年以前の旧耐震基準で建てられ、耐震基準を満たしていないマンションであれば、売却がしやすくなるといえるでしょう。

これまでは、建て替えなどでマンションを1棟まるごと売却しようとすると、所有者全員の同意が必要でしたが、今後は「所有者の8割以上の賛成」で可能になるため、古いマンションの建て替えが、今まで以上にスムーズに進む事が予想されます。

同社は、ダイヤモンド工具を用いた切断・穿孔工事が主力で、コンクリート建造物の解体工事を担っています。

マンションの建て替えを後押しする『政策の恩恵をダイレクトに受ける銘柄』といえそうです。

また、老朽化対策が急がれるのはマンションだけではありません。橋梁や高速道路など、インフラの老朽化対策は大きなテーマになります。

同社株は6月末の期末配当を落としたため、上昇一服といった動きですが、テーマ性が魅力な好業績銘柄ですので、中期目線で押し目は拾っても良いのではないでしょうか?

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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