五輪開催に向け整備急務
「観光立国」実現に向けて日本では公衆無線LAN網の整備が急がれている。昨年6月の富士山の世界文化遺産登録以降、海外からの観光客の増加は加速しているが、2020年の東京五輪開催に向けてさらに増加が見込まれている。一方で、日本では街中でスマートフォンやタブレット端末からインターネットに接続しようとしても、接続できないという声が外国人旅行者からは上がっている。
11年に観光庁が成田空港や東京観光情報センターなどで外国人旅行者に対し旅行中に「困ったこと」についてアンケートを実施したところ、「無料公衆無線LAN環境」が36.7%を占め、「コミュニケーション」(24.0%)、「目的地までの公共交通の経路情報の入手」(20.0%)を上回り最も多かった。
もちろん、11年当時に比べて、無線LANのアクセスポイントは増えているが、「会員登録が必要」「手続きが煩雑」といった声が日本人からも聞かれ、無線LAN環境が街中にあり、iPadもWi-Fi(無線LANのブランド)版のほうが売れている米国などと比べて遅れが目立つ。今後、自治体や企業などで整備が進められるとみられ、関連銘柄の事業機会も広がりそうだ。
11年に観光庁が成田空港や東京観光情報センターなどで外国人旅行者に対し旅行中に「困ったこと」についてアンケートを実施したところ、「無料公衆無線LAN環境」が36.7%を占め、「コミュニケーション」(24.0%)、「目的地までの公共交通の経路情報の入手」(20.0%)を上回り最も多かった。
もちろん、11年当時に比べて、無線LANのアクセスポイントは増えているが、「会員登録が必要」「手続きが煩雑」といった声が日本人からも聞かれ、無線LAN環境が街中にあり、iPadもWi-Fi(無線LANのブランド)版のほうが売れている米国などと比べて遅れが目立つ。今後、自治体や企業などで整備が進められるとみられ、関連銘柄の事業機会も広がりそうだ。