森永菓︑グリコ︑カルビーなど
ここ、日本の菓子メーカーの海外展開が急だ。輸出通関実績推移(グラフ参照)をみると、輸出金額、数量ともに増加傾向にある。特に、2013年は金額で21%増と大幅な伸びを見せている。日系メーカーの現地生産が進むなか、輸出統計だけでその実像はつかみきれないが、少なくとも海外への攻勢がみてとれる。
「ハイチュウ」が米国で人気となっている森永製菓<2201>では「噛みごこちと、フルーツ感が米国人に受けているようだ。来年には米国で現地生産を開始する予定」(コーポレートコミュニケーション部)。さらに、東南アジアの合弁会社がハラル認証を受けており、今後イスラム圏も視野に入れた展開を進めるとしている。
江崎グリコ<2206>は「ポッキー」を核にしてグローバル展開を推進。明治ホールディングス<2269>も食品セグメントととして中国・アジア・米国を重点とした海外事業を強化するとしている。また、業績好調のカルビー<2229>は、北米、中国など海外事業が引き続き拡大する見込みだ。
これら菓子メーカーが海外展開を急ぐのには理由がある。
「少子化が進むなかマーケットの縮小は避けられない。海外に打って出るのは必然」(業界関係者)、との声がある。ただ、これを契機にして、数年後には世界の菓子市場を日本勢が席巻する可能性もある。ピンチをチャンスに、日系菓子メーカーの海外展開から目が離せない。
「ハイチュウ」が米国で人気となっている森永製菓<2201>では「噛みごこちと、フルーツ感が米国人に受けているようだ。来年には米国で現地生産を開始する予定」(コーポレートコミュニケーション部)。さらに、東南アジアの合弁会社がハラル認証を受けており、今後イスラム圏も視野に入れた展開を進めるとしている。
江崎グリコ<2206>は「ポッキー」を核にしてグローバル展開を推進。明治ホールディングス<2269>も食品セグメントととして中国・アジア・米国を重点とした海外事業を強化するとしている。また、業績好調のカルビー<2229>は、北米、中国など海外事業が引き続き拡大する見込みだ。
これら菓子メーカーが海外展開を急ぐのには理由がある。
「少子化が進むなかマーケットの縮小は避けられない。海外に打って出るのは必然」(業界関係者)、との声がある。ただ、これを契機にして、数年後には世界の菓子市場を日本勢が席巻する可能性もある。ピンチをチャンスに、日系菓子メーカーの海外展開から目が離せない。