米株安と円高を受け売り優勢、6月日銀短観の内容注視

著者:冨田康夫
投稿:2014/07/01 09:19

1日の株式相場見通し

1日の東京株式市場は、寄り付き前に発表される6月調査の日銀短観の内容を吟味しながらの動きとなりそうだ。前日の米株式市場での小幅反落に加え、外国為替市場での円高・ドル安傾向を嫌気して売り優勢のスタートとなりそうだ。ただ、高値警戒感が和らぎつつあることから、売り一巡後は底堅い推移が予想される。
 6月30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比25ドル安の1万6826ドルと反落した。1日早朝の東京外国為替市場では、1ドル101円30銭台での円高・ドル安基調となっている。

NYダウ平均株価は25ドル安と反落

6月30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比25.24ドル安の1万6826.60ドルと反落した。
ナスダック総合指数は、同10.248ポイント高の4408.178と続伸した。終値ベースで2000年4月7日(4446.45ポイント)以来となる4400ポイント台を回復した。
 手掛かり材料不足のなかで、利益確定の売りが出た。一方、ナスダック市場では、時価総額が大きく指数寄与度の高いアップルなどの上昇が目立った。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想