<動意株24日>(前引け)=一工薬、東洋合成、横河ブリッジHD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/24 11:45
 第一工業製薬<4461.T>=ストップ高。関西大学が23日、化学生命工学部の石川正司教授と山縣雅紀准教授が、第一工業製薬およびエレクセル(京都府相楽郡精華町)と共同で開発した「イオン液体リチウム二次電池」を人工衛星に搭載し世界で初めて地球周回軌道での実験を行うことになったと発表しており、これを好感した買いが入っている。揮発性溶媒を⼀切含まず、イオン液体だけを電解質とする「イオン液体リチウム⼆次電池」は、従来の可燃性・揮発性の電解液を用いた蓄電池に必要だった堅牢な遮蔽物の併用を必須としないため、小型化できるのが特徴。

 東洋合成工業<4970.T>=急動意。同社はきょう、DILI(薬物性肝障害)予測試験用の3Dヒト肝細胞培養プレートを10月8日から全世界に向けて発売すると発表。これが刺激材料となっているようだ。このプレートを利用することで、薬物性肝障害を研究開発の早い段階で発見できる可能性があるほか、食品・化粧品・医薬部外品の安全性評価で動物実験代替法のひとつとして普及するこが期待できるという。

 横河ブリッジホールディングス<5911.T>=5日続伸。5月から高速道路会社が最低入札価格の引き上げを実施しており、これまで採算性の低かった高速道路会社発注案件の利益率が上昇している。これが、株価の見直しにつながっているとの見方があるほか、「今後は2020年の東京五輪開催に向け、首都高速で架け替えも含む大規模改修が行われる予定にあり、数十億円規模の大型受注が期待されている」(業界アナリスト)ことも、株高の底流にあるようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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