6月の人気株主優待銘柄

著者:冨田康夫
投稿:2014/06/22 16:20

人気は飲食店の株主優待

株主優待で、身近なものとしては、サーティワンアイスクリーム(2268)、日本マクドナルドHD(2702)などの外食産業系の自社商品の優待が人気となります。
また、電鉄会社では乗車券や、定期などがあり、こちらも実用的なものとして人気です。

今回は、50万円以下で購入可能な人気株主優待を紹介します。

■サーティーワンアイスクリーム<2268>

・優待    :店舗で自社製品と交換可能な「株主ご優待券」の贈呈
・単元株数  : 100株
・最低必要金額:434,500円(6月20日終値)  
 100株以上   1,000円分 (500円券×2枚)
 500株以上  1,500円分 (500円券×3枚)
 1,000株以上 2,500円分 (500円券×5枚)
 5,000株以上 5,000円分 (500円券×10枚)

日本マクドナルドホールディングス<2702>

・優待    :店舗で使用可能なお食事券(無料引換券×6枚)
・単元枚数  :  100株
・最低購入金額:291,800円
・優待内容  :ハンバーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の無料引換券が1冊になったシート6枚
 100株~200株   1冊
 300株~400株    3冊
 500株以上 5冊

同社は6月10日に年初来高値を更新。既存店、全店とも2月以降、4カ月連続でのマイナスとなっているものの、5月7日に販売を開始した期間限定の新メニュー「とんかつマックバーガー」は予定よりも早く完売。
また、サッカーワールドカップブラジル大会を記念した「FIFA World Cup公式ハンバーガー」もW杯の開催へ向けて販売増が期待されており、上げ渋ってはいるものの6月は回復が期待される。

ロイヤルホールディングス<8179>

・優待    :全国のロイヤルグループで使用可能な優待食事券(500円)
・単元枚数  :100株
・最低購入金額:170,000円
・優待内容
 100株以上    1枚
 500株以上  10枚
 1,000株以上 24枚

5月以降堅調に上昇中。5月に発表した第1四半期(1~3月)連結業績は、営業利益7億2100万円(前年同期比20.5%増)となったことを好感。さらに「ロイヤルホスト」「てんや」の既存店売上高が増加したことに加えて、前期と今期の新規出店による増収増加で外食事業が伸長しており、前年12月に開業した「リッチモンドホテルなんば大国町」の寄与でホテル事業も堅調の様子。

ジョイフル<9942>

・優待    :全国のジョイフルで使える食事優待券
・単元枚数  :100株
・最低購入金額:96,900円
・優待内容
 100株以上   お食事15%割引券 5枚
 500株以上   お食事15%割引券 10枚
 1000株以上 お食事優待券 1万円相当

■コカ・コーラウエスト<2579>

・優待    :株主優待ポイント(1ポイント=60円相当)
・単元枚数  :100株
・最低購入金額:174,800円
・優待内容  :株主優待サイト、商品カタログの中より、コカ・コーラ社製品詰合せなどのお好きな商品と交換可能
 100株以上 30ポイント (1,800円相当)
 500株以上 40ポイント (2,400円相当)
 1,000株以上 60ポイント (3,600円相当)
 5,000株以上 120ポイント(7,200円相当)

5月12日につけた年初来安値1,663円近辺で約2週間もみあったあと、5月下旬以降はジリジリと下値を切り上げる展開。足もとでは、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスも視野に入りつつあり、テクニカル妙味が高まっている。
また需給面でも、6日申し込み時点の信用倍率が0.65倍と好取組。夏本番を前に改めて関心を集める可能性もありそうだ。

物語コーポレーション<3097>

・優待    :店舗で使用可能な株主優待食事券、もしくはお米
・単元枚数  :  100株
・最低購入金額:304,500円
・優待内容
 100株以上 2,500円相当の「株主優待食事券」 もしくは お米2.5kg
 300株以上 5,000円相当の「株主優待食事券 」 もしくは お米5.0kg
 600株以上 10,000円相当の「株主優待食事券」 もしくは お米10.0kg
 900株以上 15,000円相当の「株主優待食事券」 もしくは お米15.0kg

12日取引終了後に発表した5月度の月次売上高(速報値)は直営店とFC店を含めた既存店売上高は前年同月比4.8%増、全店では同18.7%増になったが反応はない。全般地合い悪化もあって、下値を切り下げる軟調な展開が続いている。
ただ、販売は堅調に推移しており、今期累計(13年7月~14年5月)では、既存店が前年同期比3.4%増、全店は同15.9%増となっている。なお、2014年の安値は2,880円(2/4)、2番底が2,970円(3/20)

※最低購入金額は6月20日終値で計算
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想