<動意株16日>(大引け)=第一精工、テラ、大同メタルなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/16 15:13
 第一精工<6640.T>=一時ストップ高。16日付の読売新聞で、低価格のロボットを世界に先駆けて普及させることを目指した政府の「ロボット戦略」の全容が報じられ、これを起爆剤にロボット関連株の物色人気が加速、そのなか「同社は軸に掛かる回転方向の力(トルク)を計測するトルクセンサーで従来品より小型で廉価な製品を開発し、ロボットメーカーへの売り込みを開始したとメディアで取り上げられたことで、短期資金の集中物色の対象となった」(国内投資顧問会社)という。

 テラ<2191.T>=後場急動意し一時ストップ高。同社はきょう、バイオイミュランス(札幌市)が出願していた新規がん抗原「サーバイビンペプチド」の特許が日本およびオーストラリアで成立したと発表。また、北海道大学が出願していた新規がん抗原「MAGE-A4」の特許が日本で成立したことも明らかにした。

 大同メタル工業<7245.T>=4日続伸。軸受メタル専業のトップメーカーで、世界シェア3割の自動車エンジン用に加え、産業機械や造船向けでも強みを発揮する。欧米や中国で自動車軸受が好調なほか、昨秋、生産ラインを拡充したメキシコのほか、ロシア、チェコ、中国など各国で海外工場を強化する動きをみせている。

 日本新薬<4516.T>=ストップ高。寄り前に、同社が創製し、08年4月にスイスのアクテリオン社に導出した「セレキシパグ」に関して、アクテリオン社が日本を除く全世界で肺動脈性肺高血圧症患者を対象に実施していた第3相臨床試験が終了し、有効性の主要評価項目を達成したと発表。これを好感した買いが入っている。

 日鉄住金テックスエンジ<1819.T>=新値追い。きょうは鉄鋼セクターが33業種中で値上がりトップとなるなか、新日鉄住金<5401.T>が5日続伸と上げ足を強めているが、そのなか、新日鉄住金関連工事を主力とする総合エンジニアリング会社の同社株にも買い人気が増幅している。新日鉄住金は、国内の一部製鉄所で操業度を高め厚板鋼板を増産する意向が伝えられているが、ここグループ再編に伴う工事の受注量増加が確認され、日鉄住金テクスエンジの事業機会拡大期待が膨らんでいる。

 ウィルグループ<6089.T>=堅調。景況感の改善とともに企業の人材需要が高まっているほか、アベノミクスによる政策支援も背景に人材派遣業界は収益環境への追い風が強く意識されている。そのなか、同社はスマートフォン、金融、食品業界からの引き合いが旺盛。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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