2008年以降二桁成長
最近、街中でトランクルームをよく見かけるようになった。トランクルームとは営業倉庫やレンタル収納スペース、野積みコンテナなどの貸し倉庫のことをいい、個人では主に季節衣類やレジャー用品、美術品など日常で使用しないものを、また、企業では書類や事務機器などを収納している。
トランクルーム・キュラーズを運営するキュラーズ(東京都品川区)が4月に公開した調査によると、トランクルーム市場全体(屋内・屋外含む)の市場規模は2008年の284億円から年率で約10%の成長を続け、13年には463億円へと拡大した。このペースがこのまま続くと仮定した場合、東京オリンピック・パラリンピックが開催される20年には市場規模は700億円に達する可能性を秘めており、今、注目の市場といえる。
市場拡大の背景には、利用層の拡大がある。従来、利用者は法人や富裕層の個人客が多かったが、最近では住宅地のトランクルームを中心に一般層の利用が増加しており、現在では主な利用者の9割は個人になっている。特に東日本大震災以降は、災害の発生に備えて家財道具や思い出の品などをトランクルームに預けるケースが増加しており、今後もこの傾向が続きそうだ。
トランクルーム・キュラーズを運営するキュラーズ(東京都品川区)が4月に公開した調査によると、トランクルーム市場全体(屋内・屋外含む)の市場規模は2008年の284億円から年率で約10%の成長を続け、13年には463億円へと拡大した。このペースがこのまま続くと仮定した場合、東京オリンピック・パラリンピックが開催される20年には市場規模は700億円に達する可能性を秘めており、今、注目の市場といえる。
市場拡大の背景には、利用層の拡大がある。従来、利用者は法人や富裕層の個人客が多かったが、最近では住宅地のトランクルームを中心に一般層の利用が増加しており、現在では主な利用者の9割は個人になっている。特に東日本大震災以降は、災害の発生に備えて家財道具や思い出の品などをトランクルームに預けるケースが増加しており、今後もこの傾向が続きそうだ。