昨日の引け後に「自社株取得」を発表!
大幸薬品(東1・4574)
抗菌・消臭剤の「クレベリン」で話題の同社。
ウイルスの生育を抑える効果があるとして、一時はインフルエンザ関連として囃された経緯があります。
5月13日に発表された14年3月期決算では、クレベリン効果で営業利益が前年比2.3倍と絶好調でした。
ただ、クレベリンについては、3月27日に「十分な根拠とは言えない」として消費者庁から行政処分を受けています。会社側では、菌の除去や消臭など製品の性能には一切問題がないとして販売を続けていますが、売上げの落ち込みは避けられそうにないでしょう。
とはいえ、同社は「クレベリン」だけではありません。主力の胃腸薬「正露丸」の販売は中国(香港)で前年比50%程度の伸びを見せており、今後も拡大が見込まれます。
株価は、今年1月には2,000円台後半で推移していましたが。クレベリン・ショックですでに半値の水準まで調整しています。
しかしながら、会社側も株安を黙ってみているわけではありません。昨日、同社は43万株を上限とする自社株取得を発表。自社株買いは、株価が安いという会社側の強い意思表示ですし、株価反転のきっかけになるのではないかとみております。
小野山 功
抗菌・消臭剤の「クレベリン」で話題の同社。
ウイルスの生育を抑える効果があるとして、一時はインフルエンザ関連として囃された経緯があります。
5月13日に発表された14年3月期決算では、クレベリン効果で営業利益が前年比2.3倍と絶好調でした。
ただ、クレベリンについては、3月27日に「十分な根拠とは言えない」として消費者庁から行政処分を受けています。会社側では、菌の除去や消臭など製品の性能には一切問題がないとして販売を続けていますが、売上げの落ち込みは避けられそうにないでしょう。
とはいえ、同社は「クレベリン」だけではありません。主力の胃腸薬「正露丸」の販売は中国(香港)で前年比50%程度の伸びを見せており、今後も拡大が見込まれます。
株価は、今年1月には2,000円台後半で推移していましたが。クレベリン・ショックですでに半値の水準まで調整しています。
しかしながら、会社側も株安を黙ってみているわけではありません。昨日、同社は43万株を上限とする自社株取得を発表。自社株買いは、株価が安いという会社側の強い意思表示ですし、株価反転のきっかけになるのではないかとみております。
小野山 功