<動意株19日>(大引け)=アクロディア、ジャックス、共和電など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/19 15:31
 アクロディア<3823.T>=5日続伸。引き続き15日に発表したサッカー日本代表チームオフィシャルライセンスソーシャルゲーム「サッカー日本代表2014ヒーローズ」の事前登録開始を引き続き好感した買いが入っている。サッカーワールドカップ・ブラジル大会開催まで1カ月を切り、18日には女子サッカーのなでしこジャパンが女子ワールドカップ出場を決めるなどしたことから、同ゲームに対する人気も高まるとの期待感から買われているようだ。

 ジャックス<8584.T>=金融株軟調のなか逆行高。MUFGグループのノンバンクで経営基盤の安定性が業界内での優位性につながっている。経営者マインドの改善は企業の賃金引き上げの動きにも反映され始めており、それに連動したキャッシング需要の底入れが同社にとっても追い風要因。15年3月期連結最終利益は前期比16.8%増の76億円見通しと回復が鮮明化する。2.5%台の配当利回りを確保しながら、PBR0.6倍台は割安感が強い。

 共和電業<6853.T>=堅調。微小なひずみを電気信号として検出する「ひずみゲージ」とその応用計測器で国内断トツのシェアを誇り、特に自動車生産の好調な伸びを背景に自動車向け試験計測機が収益に貢献している。14年12月期第1四半期(1~3月)の連結経常利益は11億2100万円と前年同期比95%の伸びを示した。これは中間期の9億3000万円を2億円弱上回る水準で、14年12月期通期見込みの16億6000万円も増額される公算が高まっている。

 あすか製薬<4514.T>=急反騰。武田薬品工業<4502.T>が16日、主力の高血圧症治療剤「ブロプレス」の特許権をあすか製薬に許諾すると発表しており、これを材料視した買いが入っている。国内で近くブロプレスの特許が切れるため、資本関係のあるあすか薬に特許使用を許諾し、後発薬として市場参入を促すのが狙いとしている。

 エクセル<7591.T>=2日連続でストップ高。15日取引終了後に、15年3月期通期の連結営業利益予想を39億円(前期比95.0%増)とし、年間配当計画を34円(前期は32円)とする方針を明らかにしたことが引き続き好感されているようだ。なお、通期連結売上高予想は2300億円(前期比77.2%増)を見込む。最適な拡販体制の構築やEMS(受託製造サービス)ビジネスの強化、経済規模拡大が見込める地域へのビジネス展開などに注力していくという。

 SEED<1739.T>=前週末に続き、2日連続のストップ高。同社は15日取引終了後に、15年3月期通期の連結最終利益予想は1億3100万円(前期比2.3倍)を見込むと発表しており、16日に引き続き好感。なお、今期の連結売上高予想は80億1100万円(前期比55.8%増)、連結営業利益予想は1億6100万円(同54.4%増)を見込む。昨年5月に親会社となった三栄建築設計<3228.T>から、戸建分譲事業および不動産賃貸管理に関するノウハウの提供を受け、事業範囲を広げることで収益拡大を図るという。
 
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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