コクヨが新値街道、オフィス家具活況、際立つ業績変化が物色資金引き寄せる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/30 13:00
 コクヨ<7984.T>が強い動き。ここ大口の買いが観測され新値街道を走る展開にある。文具やオフィス家具を主力とする事務用品の最大手。オフィス家具の需要はオフィスビルの供給量に連動するが、最近のオフィスの移転増加を背景に同市場が急拡大傾向にあり、同社の収益環境に吹くフォローウインドが強まっている。
 同社の14年12月期第1四半期にあたる14年1~3月期の経常利益は前年同期比29.2%増の75億6100万円、通期見通しの69億円を既に上回る好調ぶりをみせた。同社は、オフィス家具のみを販売するのではなく、家具の配置や照明器具の選択など総合的視野で顧客オフィスの生産性向上を主眼とする提案活動に傾注、需要獲得に結実させている。「景況感の回復で企業マインドが改善するなかで、この提案型ビジネスが奏功している」(市場関係者)という。
 株価は同業態のイトーキ<7972.T>が特定資金の買い攻勢思惑も背に先駆させており、その比較感からの物色資金も引き寄せているもようだ。

コクヨの株価は12時53分現在786円(△14円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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