値下げか値上げか!?
吉野家ホールディングス<9861>が18日、牛丼並盛りの通常価格をこれまでより100円安い280円に値下げした。牛丼価格を280円にするのは2004年以来9年ぶりのことで、ライバルのゼンショーホールディングス<7550>の「すき家」や松屋フーズ<9887>の「松屋」と同じ価格となり、今後、牛丼大手の競争がいっそう厳しくなることが予想されている。
一方、値上げに踏み切ったのは日本マクドナルド<2702>だ。吉野家HDが値下げをした同じ18日に、ハンバーガーなどの主力商品を5月7日から値上げすると発表した。100円台の低価格の新商品も加わり単純な値下げとはいえないが、さらに地域限定で値上げを行う動きもみられ、低価格路線からの脱却を狙う動きがみられる。
両社はかつて業界の値下げ競争を牽引し、「デフレ関連銘柄」の代表格といわれたこともあるが、価格を下げたことによる集客増の効果は一時的で、価格を上げると客離れが起き業績が悪化した苦い経験がある。今回の値下げ/値上げのどちらが功を奏するか。ファストフード業界にとっても大きな転換点を迎えているといえ、投資家ならずとも興味をひかれるところだろう。
一方、値上げに踏み切ったのは日本マクドナルド<2702>だ。吉野家HDが値下げをした同じ18日に、ハンバーガーなどの主力商品を5月7日から値上げすると発表した。100円台の低価格の新商品も加わり単純な値下げとはいえないが、さらに地域限定で値上げを行う動きもみられ、低価格路線からの脱却を狙う動きがみられる。
両社はかつて業界の値下げ競争を牽引し、「デフレ関連銘柄」の代表格といわれたこともあるが、価格を下げたことによる集客増の効果は一時的で、価格を上げると客離れが起き業績が悪化した苦い経験がある。今回の値下げ/値上げのどちらが功を奏するか。ファストフード業界にとっても大きな転換点を迎えているといえ、投資家ならずとも興味をひかれるところだろう。