セックが１４年３月期最終利益予想を上方修正、補助金収入で営業外収益が増加

　セック<3741.T>がこの日の取引終了後、集計中の１４年３月期単独業績について、売上高を従来予想の３９億５０００万円から４２億５０００万円（前の期比１１．３％増）へ、営業利益を同６億７０００万円から６億５１００万円（同０．５％増）へ、純利益を同４億１０００万円から４億２８００万円（同５．２％増）へそれぞれ修正した。移動体通信事業者向けオープンプラットフォームを使用したサービス系の商談が好調だったことに加えて、官公庁系や放送局向けの社会基盤システムの商談が増加したことで売上高は想定を上回った。一方、利益面では、経済産業省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」への参画が決まり研究を始めたことで研究開発が大幅に増加し、営業利益は計画を下回ったが、これに伴う補助金収入で営業外収益が増加し、純利益は上方修正した。
　なお、業績予想の修正に伴い、従来４８円を予定していた期末一括配当を５１円（前の期４８円）に引き上げると発表した。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）