ＹＥデータは反落、今期大幅増収で黒字浮上予想も買い手控え

　ワイ・イー・データ＜6950.T＞は反落。１８日取引終了後に発表した前１４年３月期の連結決算は赤字幅が拡大したものの、今期は黒字転換を見込んだ。ただ、利益水準は低く、上値の買いは手控えられている。
　前期は売上高２４億２６００万円（前の期比１３．９％減）と２ケタ超の減収で、営業損益５億４４００万円の赤字（前の期３億６００万円の赤字）と赤字幅が拡大した。ロボット応用システムが本格的な増加に至らず、電極塗布装置が設備投資の端境期で大幅に減少、情報通信市場縮小の影響もあって、大幅減収で損益が悪化した。
　今１５年３月期は売上高３２億円（前期比３１．９％増）と大幅増収で、営業利益３０００万円と黒字浮上を予想。ガルバノスキャナシステム・ロボット応用システムを中心に拡大するなど、オプトメカトロニクス事業へ軸足を移すことで、増収を確保し損益を改善する。

ＹＥデータの株価は１３時３０分現在１３２円（▼３円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）