13年度、倒産は5年連続の減少
企業倒産件数が23年ぶりの水準まで減少してきている。
東京商工リサーチは8日、2013年度(13年4月~14年3月)の全国企業倒産件数が1万536件(前年度比10.09%減)と5年連続で減少したと発表した。主な要因として、東日本大震災に伴う震災関連倒産が一服したことや、「中小企業金融円滑化法」終了後も金融機関からの支援が継続している効果も出ている。また、東証1部、2部の倒産件数がゼロだったこともあり、負債総額も2兆7749億9200万円(同9.77%減)と24年ぶりに3兆円を下回った。
地区別では東北を除く8地区で前年度を下回って着地。四国は181件(同30.6%減)と減少幅が最も大きかった。関東は4042件(同9.6%減)、中部は1457件(同5.3%減)と5年連続減少。北海道も333件(同22.9%減)と減少幅が大きかった。
このため、地方銀行の与信管理費用の減少や貸し出しの増加が期待される。自己資本比率などの財務基盤がしっかりした各地域の主な銀行として、横浜銀行<8332>や、千葉銀行<8331>、名古屋銀行<8522>、第四銀行<8324>、京都銀行<8369>、武蔵野銀行<8336>、群馬銀行<8334>、北国銀行<8363>、滋賀銀行<8366>、北洋銀行<8524>などに注目したい。
東京商工リサーチは8日、2013年度(13年4月~14年3月)の全国企業倒産件数が1万536件(前年度比10.09%減)と5年連続で減少したと発表した。主な要因として、東日本大震災に伴う震災関連倒産が一服したことや、「中小企業金融円滑化法」終了後も金融機関からの支援が継続している効果も出ている。また、東証1部、2部の倒産件数がゼロだったこともあり、負債総額も2兆7749億9200万円(同9.77%減)と24年ぶりに3兆円を下回った。
地区別では東北を除く8地区で前年度を下回って着地。四国は181件(同30.6%減)と減少幅が最も大きかった。関東は4042件(同9.6%減)、中部は1457件(同5.3%減)と5年連続減少。北海道も333件(同22.9%減)と減少幅が大きかった。
このため、地方銀行の与信管理費用の減少や貸し出しの増加が期待される。自己資本比率などの財務基盤がしっかりした各地域の主な銀行として、横浜銀行<8332>や、千葉銀行<8331>、名古屋銀行<8522>、第四銀行<8324>、京都銀行<8369>、武蔵野銀行<8336>、群馬銀行<8334>、北国銀行<8363>、滋賀銀行<8366>、北洋銀行<8524>などに注目したい。