2014年問題は解消
日本の造船業界に明るさが見え始めてきた。日本船舶輸出組合が発表した輸出船契約実績は急回復傾向を強めている。
同組合によると今年2月の契約実績は前年同月の11.8倍となる197万5170総トンだった。
隻数は42隻増の47隻。重量・隻数ともに13年度の最高となった。この改善傾向は2月に限らない。
13年度に入り契約重量が前年同月比でマイナスだったのは、昨年8月(18.7%減)のみ。特に12月は前年同月比2.9倍、今年1月は2.7倍と大幅な伸びを示している。契約重量も9月以降は100万総トンを超している。前年度は100万総トンを超えたのは昨年3月(272万トン)だけだった。
契約重量の伸びは、為替の円安が進行した13年春以降、鮮明だ。こうしたなか14年以降、手持ち工事がなくなると危惧された「2014年問題」は解消された。
この契約量の回復は、大手造船にとり強力な追い風だ。
三井造船<7003>のほか、佐世保重工業<7007>、名村造船所<7014>、三菱重工業<7011>、住友重機械工業<6302>など注目したい。
同組合によると今年2月の契約実績は前年同月の11.8倍となる197万5170総トンだった。
隻数は42隻増の47隻。重量・隻数ともに13年度の最高となった。この改善傾向は2月に限らない。
13年度に入り契約重量が前年同月比でマイナスだったのは、昨年8月(18.7%減)のみ。特に12月は前年同月比2.9倍、今年1月は2.7倍と大幅な伸びを示している。契約重量も9月以降は100万総トンを超している。前年度は100万総トンを超えたのは昨年3月(272万トン)だけだった。
契約重量の伸びは、為替の円安が進行した13年春以降、鮮明だ。こうしたなか14年以降、手持ち工事がなくなると危惧された「2014年問題」は解消された。
この契約量の回復は、大手造船にとり強力な追い風だ。
三井造船<7003>のほか、佐世保重工業<7007>、名村造船所<7014>、三菱重工業<7011>、住友重機械工業<6302>など注目したい。