<話題の焦点>=認知度に対して低コスト、企業の「ゆるキャラ」採用増える

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/10 12:04
 「ゆるキャラ」がブームになって久しいが、依然として人気は根強い。地域の名産品や観光名所などをPRするために考案されたもので、地方自治体や観光協会が製作したものが多く「ご当地キャラ」とも呼ばれる。ほのぼのとした雰囲気が人気を呼び、全国にブームが広がった。

 ブームの火付け役は2006年に登場した滋賀県彦根市の「ひこにゃん」だったが、その後、群馬県から「ぐんまちゃん」、福島県郡山市の「がくとくん」、愛媛県今治市の「バリィさん」などの人気キャラクターが続々と登場、今は熊本県の「くまモン」が一番人気だが、千葉県船橋市非公認キャラの「ふなっしー」もトリッキーな動きが受け、テレビ番組やCMなどに引っ張りだこだ。

 関連グッズの販売や観光客の誘致などで、経済効果が期待できることから、各自治体は「ゆるキャラ」のイベント採用に積極的で、毎年開催される「ゆるキャラグランプリ」では投票で人気ナンバーワンを決める熾烈な競争が繰り広げられている。「ゆるキャラ」は認知度に対してコストが極めて低いことから、企業の間でもマーケティングに採用するケースが増えてきた。

◆ゆるキャラ採用企業

銘柄(コード)  採用内容

グリコ<2206.T>  「くまモン」とコラボした「パナップ」「ポッキー」や「ふなっしー」の「プリッツ梨汁ブシャー味」を発売
カルビー<2229.T> 「バリィさん」とコラボしたポテトチップスを発売
東洋水産<2875.T> カップ麺「バリうま」のCMで福岡・佐賀・熊本と九州各地の観光名所を巡り、ご当地ゆるキャラと共演
雪印メグ<2270.T> 主力商品の雪印コーヒーを擬人化した「オレたちの“ゆきこたん”プロジェクト」を実施
一パン<2215.T> 「くまモン」とのコラボによる熊本県産のメロンパンやマロン蒸しケーキ、どら焼きを販売
伊藤ハム<2284.T> GREEとFacebookの同社公式キャラクターである「ハム係長」が話題に
ローソン<2651.T> ゆるキャラグランプリとタイアップ、オリジナル「ゆるキャラプレート」を贈呈するキャンペーンを実施


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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