利益確定売りに軟調、裁定買い主導の反動
25日の東京株式市場は軟調な展開となりそうだ。24日の日経平均株価は、後場値を消したもののプラス圏で着地し5日続伸となった。取引時間中にはフシ目の1万6000円大台を約6年ぶりの回復するなど、リスクオンの流れが継続したが、その内訳をみると値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割以上が値を下げる売り優勢の地合いだった。
この現象は、先物買いを背景に一部の値がさ株へ裁定買い資金が偏って流れ込んだことによるもの。いうまでもなく相場環境は良好で、米国では量的緩和の縮小決定も当面のあいだ低金利環境は続き、国内も前週末の金融政策決定会合後の黒田日銀総裁の記者会見で、来年以降も国債の買い入れを軸に金融緩和を継続する姿勢が明示された。円高修正による企業業績の増額期待も根強い。しかし、需給面からはいったん押し目形成の“好機”となるのが25日だ。実質新年商いとなる26日にはNISAの買い付けや優遇税制廃止前の駆け込み売りがなくなり、再び需給は上値追いに味方する。25日は相場のリズム的にも押し目形成が望ましい。
この現象は、先物買いを背景に一部の値がさ株へ裁定買い資金が偏って流れ込んだことによるもの。いうまでもなく相場環境は良好で、米国では量的緩和の縮小決定も当面のあいだ低金利環境は続き、国内も前週末の金融政策決定会合後の黒田日銀総裁の記者会見で、来年以降も国債の買い入れを軸に金融緩和を継続する姿勢が明示された。円高修正による企業業績の増額期待も根強い。しかし、需給面からはいったん押し目形成の“好機”となるのが25日だ。実質新年商いとなる26日にはNISAの買い付けや優遇税制廃止前の駆け込み売りがなくなり、再び需給は上値追いに味方する。25日は相場のリズム的にも押し目形成が望ましい。