「今年の漢字」
※当記事は12月11日に執筆いたしました。
明日、12月12日は漢字の日。12月12日を「いい字一字」と読ませるのだという。財団法人日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一字を全国より公募し、その中で最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す「今年の漢字」として、毎年12月12日に京都の清水寺で発表する。森清範貫主がものすごい筆で揮毫するシーンが毎年テレビのニュースで流れ、年末の風物詩となっている。
「今年の漢字」に先立って、「今年の流行語大賞」が発表された。こちらは本命候補が4つとも同時受賞となった。いうまでもなく、「じぇじぇじぇ」「今でしょ!」「倍返し」「お・も・て・な・し」である。今年は流行語が豊作で、ひとつに絞りきれなかったというのも頷ける。
だが「今年の漢字」となると、自ずと絞られるだろう。そう、「倍」である。「今でしょ!」の「今」も漢字だが、「今」一文字ではあまりにも広範であり過ぎて世相を表すとは言い難い。それに対して「倍」のほうは、半沢直樹の「倍返し」以外にも、日銀の異次元緩和「マネタリーベースを2年で2倍」も含意することができる。さらに拡大解釈して「Buy(バイ)My アベノミクス」と安倍首相のニューヨークのスピーチにだってかけられるのだ。「今年の漢字」は「倍」で決まりだろう。
明日、12月12日は漢字の日。12月12日を「いい字一字」と読ませるのだという。財団法人日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一字を全国より公募し、その中で最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す「今年の漢字」として、毎年12月12日に京都の清水寺で発表する。森清範貫主がものすごい筆で揮毫するシーンが毎年テレビのニュースで流れ、年末の風物詩となっている。
「今年の漢字」に先立って、「今年の流行語大賞」が発表された。こちらは本命候補が4つとも同時受賞となった。いうまでもなく、「じぇじぇじぇ」「今でしょ!」「倍返し」「お・も・て・な・し」である。今年は流行語が豊作で、ひとつに絞りきれなかったというのも頷ける。
だが「今年の漢字」となると、自ずと絞られるだろう。そう、「倍」である。「今でしょ!」の「今」も漢字だが、「今」一文字ではあまりにも広範であり過ぎて世相を表すとは言い難い。それに対して「倍」のほうは、半沢直樹の「倍返し」以外にも、日銀の異次元緩和「マネタリーベースを2年で2倍」も含意することができる。さらに拡大解釈して「Buy(バイ)My アベノミクス」と安倍首相のニューヨークのスピーチにだってかけられるのだ。「今年の漢字」は「倍」で決まりだろう。