<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏
東京株式市場は目先的にはスピード警戒感から上値も重くなっているが、下値に対しても頑強で、年末の日経平均は1万6000円近辺を目指す展開とみている。
12月3日に日経平均は1万5749円と年初来高値を更新したが、11月8日の1万4086円からわずか1カ月弱で12%の上昇を示しており、利益確定狙いの売りも当然意識されるところだ。したがって、ここからの上値追いはややスローダウンする可能性が高まっている。
しかし、大勢トレンドは従来通り上向きで変化はない。円安の進行による企業業績の上振れ期待に加え、世界的な景気回復と低金利環境によるカネ余りが共存している。また、株式需給も良好で市場エネルギーも拡大傾向にあることが先高ムードを醸成している。下値を拾いたいというニーズは強く、押し目はあっても浅いだろう。
物色対象は円安が追い風とはいえ、外需だけでなく内需の主力株にも買いが継続しそうだ。一方、個人投資家も買い余力が高まっており、低位材料株の一角にも、引き続き循環物色の波が寄せるとみている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
12月3日に日経平均は1万5749円と年初来高値を更新したが、11月8日の1万4086円からわずか1カ月弱で12%の上昇を示しており、利益確定狙いの売りも当然意識されるところだ。したがって、ここからの上値追いはややスローダウンする可能性が高まっている。
しかし、大勢トレンドは従来通り上向きで変化はない。円安の進行による企業業績の上振れ期待に加え、世界的な景気回復と低金利環境によるカネ余りが共存している。また、株式需給も良好で市場エネルギーも拡大傾向にあることが先高ムードを醸成している。下値を拾いたいというニーズは強く、押し目はあっても浅いだろう。
物色対象は円安が追い風とはいえ、外需だけでなく内需の主力株にも買いが継続しそうだ。一方、個人投資家も買い余力が高まっており、低位材料株の一角にも、引き続き循環物色の波が寄せるとみている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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