<動意株・31日>(大引け)=アンリツ、旭化成、アルプスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2013/10/31 16:29
 アンリツ<6754.T>=急伸。同社が30日に発表した13年4~9月期の連結決算で営業利益は前期比27.3%減の63億2500万円と低調だったが、株価面では織り込みが進んでいたことでネガティブサプライズとはならず、7~9月期では38億6000万円と市場コンセンサスを上回ったとの見方で足もと回復色を評価する動きが強まった。

 旭化成<3407.T>=後場一段高。31日前引け後に、14年3月期の連結業績予想を従来予想の売上高1兆8910億円、経常利益1300億円から、売上高1兆9040億円(前期比14.2%増)、経常利益1430億円(同50.3%増)に上方修正したことを好感した買いが入っている。当初計画に対して、「医薬・医療」セグメントで骨粗しょう症治療剤「テリボン」など医薬品の販売が好調に推移しているほか、「エレクトロニクス」セグメントが円安の効果に加え、販売が堅調に推移し増収増益が見込まれることが要因としている。

 アルプス電気<6770.T>=後場急伸。31日後場取引開始前に13年4~9月期業績発表と合わせ、14年3月期通期業績の上方修正を発表、これが材料視された。売上高は従来予想の6000億円から6480億円(前期比18.6%増)、営業利益は190億円から240億円(同3.5倍)に大幅増額されておりポジティブサプライズとなった。スマートフォン向けカメラ部品の伸びが顕著で業績を牽引、タッチパネルも同様に好調で会社側想定を大きく上回る収益を捻出している。

 日本ガイシ<5333.T>=大幅高。同社は30日、14年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の2800億円から2900億円(前期比14.7%増)に、最終利益は220億円から250億円(同2.2倍)に増額しており、これを評価する買いが流入。セラミックス事業が自動車販売回復を追い風に好調なほか、エレクトロニクス事業も半導体製造装置用セラミック製品が牽引している。また、為替の円安メリットも利益増額に反映された。

 ジオスター<5282.T>=一時ストップ高で6連騰。初動時の9月初旬の株価は200円台だったが、既に時価は3倍以上に化けている。「上昇過程でありがちな想定不能な売りが出てこない」(市場関係者)ことから、売り圧力の乏しさが品薄感につながりデイトレ人気を盛り上げる背景となっているようだ。トンネル向け部材で高実績を持つが、総工費9兆円と試算され路線の85%強がトンネル区間のリニア中央新幹線の関連有力株として人気化している。

 モリタホールディングス<6455.T>=急伸。同社は30日、13年4~9月期の連結業績予想の修正を発表。自治体の更新需要を受けて消防車両や環境車両が会社側想定を上回って推移しており、売上高は従来予想の220億円から239億円(前年同期比横ばい)に、また最終利益は従来予想の4億円から5億1000万円(同8.8%減)に増額した。寄り付きからこれを評価する買いが集まった。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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