欧米株式の下落を受け売り先行のスタート

著者:冨田康夫
投稿:2013/10/24 09:40

24日の株式相場見通し

24日の東京株式市場は、前日の欧米株式市場が下落したことを受けて売り先行のスタートなりそうだ。
ただ、押し目買いの動きも想定されるため、売り一巡後は方向感に乏しい展開となりそうだ。
 
23日の米国株式市場は、NYダウ平均株価が前日比54ドル安の1万5413ドルと反落した。外国為替市場では、1ドル97円30銭台での推移となっている。
また、午前10時45分に発表が予定されている中国10月のHSBC製造業PMIに注目が集まりそうだ。
市場関係者からは「日経平均株価は、8日安値の1万3748円を底に反発に転じ、目立った押し目なく上昇してきた。ただ、23日の急落で5日移動平均線(1万4596円=23日現在)と25日移動平均線(1万4432円=同)の両移動平均線を一気に下回り短期的な調整が濃厚になってきた」との見方が出ていた。
 日程面では、10月の月例経済報告、9月のセメント国内販売、気象庁3カ月予報に注目。
海外では、EU首脳会議、中国10月のHSBC製造業PMI、米9月の新築住宅販売件数が焦点となる。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想