<動意株・12日>(大引け)=巴、戸田工、アルファGなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2013/09/12 15:07
 巴コーポレーション<1921.T>=急騰。同社は体育館など大規模無柱建築の草分けでオリンピック開催に伴う大型構造建築の需要増加を見込んでいる。週明けから2日続けて値幅制限いっぱいに買われたが、売買代金も急増傾向にあり、時価は07年2月以来6年半ぶりの高値水準で実質的に上値に戻り売り圧力がないことから「デイトレ資金の格好の銘柄対象」(中堅証券)との見方が出ている。

 戸田工業<4100.T>=急反騰。トーエル<3361.T>と共同で「放射性物質を含有する汚染水の浄化方法及び浄化装置」の特許を出願したのをはじめ、「放射性物質で汚染された土壌の除染方法」などの特許出願を行っており、除染に関する技術に定評があることから、改めて除染関連として人気が高まっているようだ。14年3月期に営業損益5億円(前期6億5400万円の赤字)と黒字転換見通しであることから、業績面での安心感も働いているようだ。

 アルファグループ<3322.T>=連日のストップ高で年初来高値更新。NTTドコモ<9437.T>が20日から新型「iPhone」の販売を開始することで、ドコモを取り扱う携帯電話販売会社への恩恵が期待されているが、同社もその一角。全キャリアの端末を販売する「モバワンショップ」を全国に100店舗以上展開しており、iPhone効果が期待されている。

 国際石油開発帝石<1605.T>=反発。12日、午前10時に子会社であるインペックス北カスピ海石油を通じて開発しているカザフスタン共和国北カスピ海沖合鉱区にある世界有数の巨大油田であるカシャガン油田で、11日から最初の生産井から原油の生産を開始したことを正式に発表した。これを受け、株価は出直る動きとなっている。

 メディアグローバルリンクス<6659.T>=一時ストップ高。同社は放送や通信系機器の技術融合を軸に開発・販売を手掛けており、東京五輪で特需が見込まれるとの思惑が買いを引き寄せている。きょうは、為替の円高基調などで全般主力株が手掛けにくい中、新興市場で内需の値の軽い銘柄に買いが向かいやすい背景もあるようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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