利益確定売りで続落、高値警戒感が強まる
あす(9日)の東京株式市場では、日経平均株価は続落となりそうだ。8日の東京株式市場は、前週末の米6月雇用統計が、市場予想を上回ったことを受け、前週末のNYダウが大幅高。さらに円安傾向もプラス材料となり朝方に大幅高で始まったものの、その後伸び悩み、後場は上海や香港をはじめとするアジア株安が重荷となり先物主導で下値を模索する展開を強いられた。
市場関係者は「8日前場は、米株上昇や円安を手掛かりに、買い上がったものの、前週末までの7日間で日経平均株価が1400円超と急騰したことへの警戒感が強まった。東証1部の33業種中、パルプ・紙を除く32業種が前週末比でマイナスのほぼ全面安商状。特に、先週上昇相場をけん引していた不動産の下落が際立った。日経平均株価の1日の変動値幅が388円と拡大しており、波乱相場の様相を示してきた」としている。
市場関係者は「8日前場は、米株上昇や円安を手掛かりに、買い上がったものの、前週末までの7日間で日経平均株価が1400円超と急騰したことへの警戒感が強まった。東証1部の33業種中、パルプ・紙を除く32業種が前週末比でマイナスのほぼ全面安商状。特に、先週上昇相場をけん引していた不動産の下落が際立った。日経平均株価の1日の変動値幅が388円と拡大しており、波乱相場の様相を示してきた」としている。