相場格言では『買い』
2日の東京株式市場は、前日の欧米株高や、外国為替市場での円安進行を受け買い優勢となり、日経平均株価は高値引けで、約1カ月ぶりに1万4000円台を回復した。
相場格言の「半値戻しは全値戻し」で知られる〝半値戻し〟の水準を2日の日経平均株価が達成した。終値ベースで5月22日の年初来高値(1万5627円)から6月13日の直近安値(1万2445円)までの下落幅(3182円)の半値戻しは1万4036円。2日終値で1万4098円まで上昇したことで〝半値戻し〟となった。したがって、中期的には〝全値戻し〟の可能性が強まったといえる。
「半値戻しは全値戻し」という相場格言は、下落幅の半分まで値を戻した全体相場や個別銘柄は、将来的には元の水準(全値)まで戻る勢いがあるというのが一般的な意味だ。ただ、一方では半値まで戻した相場では、全値戻しを期待するなど欲張らずに売却したほうが良いという見方があるのも事実。
今回の戻りで特徴的なのは、2日までの4日間続伸で日経平均株価が1264円高と短期間に急騰していることから、売買代金は極めて少ないなかでの上昇という点。長い時間を掛けて戻したケースに比べて戻り売りの圧力は限定されることになりそうだ。
相場格言の「半値戻しは全値戻し」で知られる〝半値戻し〟の水準を2日の日経平均株価が達成した。終値ベースで5月22日の年初来高値(1万5627円)から6月13日の直近安値(1万2445円)までの下落幅(3182円)の半値戻しは1万4036円。2日終値で1万4098円まで上昇したことで〝半値戻し〟となった。したがって、中期的には〝全値戻し〟の可能性が強まったといえる。
「半値戻しは全値戻し」という相場格言は、下落幅の半分まで値を戻した全体相場や個別銘柄は、将来的には元の水準(全値)まで戻る勢いがあるというのが一般的な意味だ。ただ、一方では半値まで戻した相場では、全値戻しを期待するなど欲張らずに売却したほうが良いという見方があるのも事実。
今回の戻りで特徴的なのは、2日までの4日間続伸で日経平均株価が1264円高と短期間に急騰していることから、売買代金は極めて少ないなかでの上昇という点。長い時間を掛けて戻したケースに比べて戻り売りの圧力は限定されることになりそうだ。