日経平均も新局面へ
変わり身の早さを身上とする株式市場関係者の中からは、早くも〝アベノミクス相場第2幕〟の開幕を宣言する強気論者も出始めている。
28日の東京株式市場は、6月末が一部外国人投資家の決算期末ということもあり、株価水準を引き上げ、期末の評価を少しでも高めたいというドレッシング(お化粧)買いも加わって、日経平均株価は463円高の1万3677円と大幅高で引けた。
上値のフシ目となっていた6月11日高値の1万3584円や、抵抗線の25日移動平均線(1万3291円=28日)、75日移動平均線(1万3418円)を一気に突破したことで、テクニカル的にも、新局面を迎えたことになる。
しかし、来週(1~5日)は、日銀短観、中国6月の製造業PMI、米6月の雇用統計など国内外の重要経済指標の発表が目白押しのうえに、株価水準が大幅に切り上がったことで、当然戻り待ちの売りも予想されるため、売り買い交錯が見込まれ一気に上昇加速とはなりそうもない。
ただ、市場関係者のあいだで可能性として認識されはじめているのは「7月21日の参院選で自民・公明の与党が圧勝し、国会審議のねじれが解消されて政治の安定性が確保されること。加えて、3月期決算企業の第1四半期(4~6月)業績の好調さが認識されはじめるという2つの条件が揃えば、7月下旬から〝アベノミクス相場第2幕〟がスタートする」というものだ。
なお、週明け7月1日の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高の追い風が予想されることもあり、日経平均株価は続伸となりそうだ。
28日の東京株式市場は、6月末が一部外国人投資家の決算期末ということもあり、株価水準を引き上げ、期末の評価を少しでも高めたいというドレッシング(お化粧)買いも加わって、日経平均株価は463円高の1万3677円と大幅高で引けた。
上値のフシ目となっていた6月11日高値の1万3584円や、抵抗線の25日移動平均線(1万3291円=28日)、75日移動平均線(1万3418円)を一気に突破したことで、テクニカル的にも、新局面を迎えたことになる。
しかし、来週(1~5日)は、日銀短観、中国6月の製造業PMI、米6月の雇用統計など国内外の重要経済指標の発表が目白押しのうえに、株価水準が大幅に切り上がったことで、当然戻り待ちの売りも予想されるため、売り買い交錯が見込まれ一気に上昇加速とはなりそうもない。
ただ、市場関係者のあいだで可能性として認識されはじめているのは「7月21日の参院選で自民・公明の与党が圧勝し、国会審議のねじれが解消されて政治の安定性が確保されること。加えて、3月期決算企業の第1四半期(4~6月)業績の好調さが認識されはじめるという2つの条件が揃えば、7月下旬から〝アベノミクス相場第2幕〟がスタートする」というものだ。
なお、週明け7月1日の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高の追い風が予想されることもあり、日経平均株価は続伸となりそうだ。