「節目はすでに払われている」
本日の日経平均は241.14円高の12686.52円で取引を終了した。朝方から米株高、円安を受けて買い先行となったあとは、高値圏でこう着相場。メジャーSQが12668.04円とやや低めに決まったことで、それが短期的な支持線として機能した。ただ、引けにかけては再び上値の重い展開。足元で円相場がじりじりと上昇したほか、戻り待ちの売り圧力が強く、伸び悩んでいる。日経平均の日足チャートでは上ひげが出現しており、改めてこの水準での上値の重さを示している。すでに昨日の急落によって重要な節目は取り払われており、来週は簡単に下値ブレイクすることになりそうだ。本日の上昇はあくまでも昨日の急落に対する反動。相場のトレンドを変化させるものではない。