地合い改善が見える相場
17日の東京株式市場は、朝方利益確定売りに軟調展開でスタートしたものの、その後押し目買いに切り返してじり高歩調をたどり、年初来高値を更新した。日経平均株価終値は前日比100円高の1万5138円となった。東証1部の売買代金は3兆4018億円と4兆円台は3日ぶりに下回ったものの、値上がり銘柄数は1286(値下がり銘柄数は380)と、「値上がり・値下がり銘柄数」が、前日に比べてほぼ逆転したことに大きな意味がある。東証1部の値下がり銘柄が15日、16日と連続で1000銘柄を越える異常事態のなかで、投資家の警戒感が高まっていたことを考えると、かなり地合いが改善したといえそうだ。