「壁は依然として存在も、強気形状に変化はなし」4/23

著者:黒岩泰
投稿:2013/04/23 17:13

「短期的な調整余地はあるが・・・」

 本日の日経平均は38.72円安の13529.65円で取引を終了した。一時前日比プラスに転じる場面もあったが、HSBCの中国PMIの下ブレを受けて軟調推移。為替市場でもやや円高が進み、株価は小幅安の水準でもみ合い相場となった。欧州PMIを控えていることも、投資家の様子見姿勢を強めさせている。日経平均の日足チャートでは、上影陰線が出現。小さなダブルトップを形成しており、やはりこの水準に壁が存在していることを意味している。今は「上方に壁・下方に窓」という典型的な「窓・壁理論」の形状であり、依然として調整余地を残している。別の見方をすれば、「下方に窓が空いているにも関わらず、踏ん張っている」とも言え、相場は相変わらず強いと言えよう。下方の窓埋め後は、上値を試すものと思われる。

「小さな石碑発見」

 正解は「下がる」である。なぜならば、そこは分水嶺だからである。どっちに転んでも下がるのであり、だから「分水嶺」となり得るのだ。だが、ちょっと下ったところに、また小さな石碑を発見した。今度はそこに「PMI」と書いてある。いったい何の略なんだろう。恐らく「パパ、ママ、○○○」なのだろう。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想