「短期的な調整余地はあるが・・・」
本日の日経平均は38.72円安の13529.65円で取引を終了した。一時前日比プラスに転じる場面もあったが、HSBCの中国PMIの下ブレを受けて軟調推移。為替市場でもやや円高が進み、株価は小幅安の水準でもみ合い相場となった。欧州PMIを控えていることも、投資家の様子見姿勢を強めさせている。日経平均の日足チャートでは、上影陰線が出現。小さなダブルトップを形成しており、やはりこの水準に壁が存在していることを意味している。今は「上方に壁・下方に窓」という典型的な「窓・壁理論」の形状であり、依然として調整余地を残している。別の見方をすれば、「下方に窓が空いているにも関わらず、踏ん張っている」とも言え、相場は相変わらず強いと言えよう。下方の窓埋め後は、上値を試すものと思われる。