今週のポイント
今週は、17日にRBA(豪中銀)の政策会合が開かれます。市場では、前回2月の会合に続いて0.25%の利上げが行われるとの見方が優勢。RBA会合の結果が豪ドル/円や豪ドル/米ドル、豪ドル/NZドルの動向に影響を与えそうです。
中東情勢や原油価格の動向にも引き続き目を向ける必要がありそう。中東情勢が一段と緊張するようなら、リスクオフ(リスク回避)が強まるとともに、米ドル高がさらに進む可能性があります。原油価格(米WTI原油先物など)が堅調に推移する場合、ノルウェークローネやメキシコペソなど産油国の通貨にとってのプラス材料になるとみられます。
米ドル/円が160円に接近するなか、本邦当局の対応が注目されます。仮に本邦当局が為替介入(米ドル売り/円買い介入)に踏み切った場合、米ドル/円が下落して、豪ドル/円やNZドル/円、メキシコペソ/円などの対円の通貨ペアはそれに引きずられそうです。
今週の注目通貨ペア(1):<豪ドル/NZドル 予想レンジ:1.19000NZドル~1.22000NZドル>
今週の豪ドル/NZドルは、17日のRBA政策会合の結果が重要なカギを握りそうです。
RBAは前回2月3日の会合で0.25%利上げすることを決定。政策金利を3.60%から3.85%へと引き上げました。その後のブロック総裁とハウザー副総裁のタカ派的な発言を受け、市場では今週17日の会合で0.25%の追加利上げが行われるとの見方が優勢です。
ブロック総裁は3月3日に「毎回の会合がライブ(政策変更の可能性がある)」、「(3月の会合では)より迅速な対応が必要かどうかを検討する」と発言。ハウザー副総裁は同10日に「インフレ率は高すぎる」、「来週の会合では非常に真摯な議論が行われて、(利上げと政策金利据え置きの)両方の議論がされるだろう」と語りました。
17日の会合で市場予想どおりに0.25%利上げすることが決定された場合、RBAの声明や会合後のブロック総裁の会見で先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるのかに注目です。市場では、RBAは8月に追加利上げを行うとの観測があります(次回5月と次々回6月は政策金利の据え置きを予想)。声明や総裁会見がタカ派的な内容と市場で受け止められれば、RBAによる追加利上げ観測が高まるとともに、豪ドル/NZドルは堅調に推移すると考えられます。
今週の注目通貨ペア(2):<米ドル/カナダドル 予想レンジ:1.35000カナダドル~1.39000カナダドル>
先週の米ドル/カナダドルは堅調に推移し、13日には一時1.37カナダドル台前半へと上昇しました。中東情勢をめぐる懸念が高まったことが、安全資産と位置付けられる米ドルにとってのプラス材料になったとみられます。
今週も引き続き中東情勢に目を向ける必要がありそう。中東情勢が一段と緊迫するようなら、米ドル/カナダドルは上値を試す展開になると考えられます。
17-18日にFOMC(米連邦公開市場委員会)、18日にBOC(カナダ中銀)の政策会合が開かれます。いずれも政策金利は据え置かれるとみられ、注目点は先行きの金融政策についてどのようなヒントが提供されるのかになりそうです。足もとの原油高を受け、市場ではBOCは26年後半に利上げを行うとの観測が浮上しました。BOCの声明や会合後に行われるマックレム総裁の会見がその観測を高める内容になれば、米ドル/カナダドルの上値を抑える要因になる可能性があります。
著者のおすすめ
最新人気記事
-
クボテック(7709) 当社株式の上場廃止の決定及び整理銘柄への指... 04/22 17:00
-
明日の株式相場に向けて=半導体復権へ、沸騰するメモリー関連株 04/23 17:30
-
「人工知能」が9位にランク、世界的な競争激化などで日の丸連合結成の... 04/23 12:20
-
「ペロブスカイト太陽電池」が14位にランク、原油の先高懸念で再生可... 03/12 12:20
-
東京株式(大引け)=445円安、日経平均6万円達成で利益確定売り 04/23 16:28
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 06:52
-
今日 06:34
-
今日 06:32
-
今日 06:30

