午後:債券サマリー 先物は反落、株高や日銀利上げ観測が影響
5日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。中東情勢を巡る過度な懸念後退を背景とした株高や、日銀の追加利上げが改めて意識されたことが影響した。
米紙ニューヨーク・タイムズが4日に「イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に間接的に接触し、戦争終結の条件を協議することを提案してきた」と報じたことを受け、米国とイスラエルによるイラン攻撃が長期化するとの見方から悪化していた投資家心理が改善。前日の欧米株高を追い風に日経平均株価が急反発したことで、国内金利に上昇圧力がかかった。ただ、ヘグセス米国防長官が4日に米潜水艦がイランの軍艦を撃沈したと発表するなど、米国・イスラエルとイランの応酬が続いていることから相場は上下に振れやすく午後には下げ渋る場面がみられた。とはいえ、米ブルームバーグ通信が関係者の話として「日銀は中東情勢の緊迫化を受けて内外経済の不確実性が高まるなかでも利上げ路線を堅持しており、4月に利上げが必要な環境になる可能性も排除していない」と伝えると、日銀の追加利上げ観測が再燃する形で債券先物は一時132円32銭まで下押した。なお、この日に実施された30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が12銭と前回(2月5日)の11銭からやや拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.66倍と前回の3.64倍を若干上回った。
先物3月限の終値は、前日比42銭安の132円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.165%に上昇し、午後3時時点では前日に比べて0.045%高い2.155%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
米紙ニューヨーク・タイムズが4日に「イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に間接的に接触し、戦争終結の条件を協議することを提案してきた」と報じたことを受け、米国とイスラエルによるイラン攻撃が長期化するとの見方から悪化していた投資家心理が改善。前日の欧米株高を追い風に日経平均株価が急反発したことで、国内金利に上昇圧力がかかった。ただ、ヘグセス米国防長官が4日に米潜水艦がイランの軍艦を撃沈したと発表するなど、米国・イスラエルとイランの応酬が続いていることから相場は上下に振れやすく午後には下げ渋る場面がみられた。とはいえ、米ブルームバーグ通信が関係者の話として「日銀は中東情勢の緊迫化を受けて内外経済の不確実性が高まるなかでも利上げ路線を堅持しており、4月に利上げが必要な環境になる可能性も排除していない」と伝えると、日銀の追加利上げ観測が再燃する形で債券先物は一時132円32銭まで下押した。なお、この日に実施された30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が12銭と前回(2月5日)の11銭からやや拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.66倍と前回の3.64倍を若干上回った。
先物3月限の終値は、前日比42銭安の132円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.165%に上昇し、午後3時時点では前日に比べて0.045%高い2.155%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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