12日の株式相場見通し=急反発、NYダウ大幅高での最高値更新受け一気に買い戻しへ
12日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻しが優勢となり、日経平均株価は大きく切り返す公算が大きい。前日は一時5万円大台を割り込む場面があったが、きょうは一転して展開次第で5万1000円台回復を視界に入れるような上値指向の強い地合いが予想される。前日の欧州株市場は総じて堅調で、ドイツの主要株価指数であるDAXが反発したほか、今週は調整色が目立っていたフランスのCAC40も5日ぶりに反発した。また英国ではFTSE100が続伸した。一方、米国株市場ではNYダウが大幅高に買われ、一時上げ幅は700ドル近くに達し、史上最高値を更新した。今週のFOMCで0.25%の利下げが決定したことや、パウエルFRB議長の記者会見でも想定よりハト派的との見方が広がっており、これを引き続き好感する動きとなっている。ただ、ナスダック総合株価指数の方は3日ぶりに反落するなど、ハイテク株に対しては向かい風も意識されている。前日に決算を発表したオラクル<ORCL>が一時16%あまりの急落に見舞われ、他のAI関連株の一角にも様子見ムードが広がった。きょうの東京市場では米株高を受けてショートカバーの動きが顕在化しそうで、大きく売り込まれた銘柄を中心にリバウンド期待が膨らみそうだ。足もとで長期金利の上昇が一服し、新発10年債利回りが1.92%台まで低下していることもプラス材料となる。SQ通過後も日経平均は戻り足が維持され、5万円トビ台後半まで水準を一気に切り上げそうだ。場合によっては5万1000円台まで上値を伸ばすケースが考えられる。TOPIXも大きく切り返し、取引時間中に12月4日につけた最高値3398を意識するような局面も想定される。
11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比646ドル26セント高の4万8704ドル01セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同60.30ポイント安の2万3593.85だった。
日程面では、きょうは株価指数先物とオプション12月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出日。このほか、3カ月物国庫短期証券の入札など。なお、毎年恒例の一般行事では京都の清水寺で「今年の漢字」が発表される。海外では、インドの11月の消費者物価指数(CPI)など。
出所:MINKABU PRESS
11日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比646ドル26セント高の4万8704ドル01セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同60.30ポイント安の2万3593.85だった。
日程面では、きょうは株価指数先物とオプション12月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出日。このほか、3カ月物国庫短期証券の入札など。なお、毎年恒例の一般行事では京都の清水寺で「今年の漢字」が発表される。海外では、インドの11月の消費者物価指数(CPI)など。
出所:MINKABU PRESS
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